統計検定のCBT方式試験とは?対策・試験画面や当日の雰囲気を紹介します

こんにちは、びずろぐです。

先日統計検定3級を受験し、ギリギリ合格をしました。
受験方法はCBT方式試験と呼ばれるもの。

テストといえばペーパー式テストが多いですが、CBT方式試験はペーパレス。

パソコンの画面上に出された問題を解答していく形式です。

このCBT方式試験、画面が使いづらかったりと中々の曲者。
当日ぶっつけ本番で挑んでしまった自分はちょっと焦りました笑
試験の直前でいいので何か対策はしておいた方が安全です。

この記事では実際に私が受けたCBT方式試験の体験談を交えながら、直前にどんな対策をすればいいか紹介します。
参考にしてみてくださいね。

統計検定とは

統計検定は日本統計学公式認定の、その名の通り統計に関する知識や活用力を評価する試験です。
統計検定は4級から始まり、3級・2級・準1級・1級と難易度が上がっていきます。

今回私が試験を受けたのは3級
大体高校数学レベルの問題です。
(といっても、数学の勉強をしばらくやってなかったので、結構難しかったのですが・・・)

CBT方式試験とは?

統計検定では2021年から1級以外はすべてCBT方式試験に切り替わっています。

CBTとは?
CBTは「Computer Based Testing」の略称。
コンピューターを利用して実施する試験のことです。

統計検定でのCBT方式試験の特徴はこんな感じです。

CBT方式試験の特徴
  • コンピューター上に出題された問題を解答していく
  • ほぼ毎週開催されているため、受験日時に融通が効く
  • 当日は電卓の持ち込み可能
  • 解答メモは当日渡される紙2枚とシャーペンを利用する
  • 試験終了直後にその場で合否がわかる

受験可能日がほぼ毎週なので、予定に融通が効いて助かりました。
個人的に年数回しかチャンスないより、チャンスが多い方が精神的にもいいのでCBT方式試験は助かりました。

当日の流れ

統計検定のサイトから予約をして、土曜日の午後17時20分に受験をしました。
場所は近場のコンピューター教室でした。

試験開始時間は決まっていますが、受験者それぞれのタイミングで始めることができます。

試験終了後、余韻に浸るまでもなく速攻で合否が出されますw

使用した電卓

電卓については試験前に試験官がチェックをします。

私の使った電卓はカシオの約800円の電卓。

価格が手頃、ルート計算ができてボタンも大きくて打ちやすいのでオススメです。

CBT方式試験で当日焦ったこと

ここからは私が実際にCBT方式試験を受験して当日焦ったことを紹介します。

当日焦ったこと
  • 過去問題集と出題形式が違った
  • 過去問題集より区間推定や仮説検定の問題の比率が多い
  • 試験用の画面が使いづらい
  • 他の受講者もいるから結構雑音がして気が散る
  • シャープペンになれなかった
一つずつ解説します。

過去問題集と出題形式が違った

試験を受験するにあたって過去問題集をやっていました。

過去問題集に掲載されているのはペーパー式だった頃の問題。
その頃は大問の中に小問(1)、小問(2)・・・みたいに細かく分かれているんですが、CBT方式試験は1問1問が独立しています。

合計30問出題されますが、1問1問問題文を読む必要があり、それが意外に時間を食いました。
グラフの解釈や知識を問う問題はすぐできるものの、計算問題も独立しているので厄介でした。

過去問題集より区間推定や仮説検定の問題の比率が多い

過去問題集をやっていると、21年6月の問題までは区間推定や仮説検定の問題はそんなに出ていませんでした。

が、私が受けた試験では区間推定・仮説検定について、知識を問う問題・計算させるタイプの問題と約5〜6問程度出題されていました。

試験前に出題範囲が広がっているという記事を見ていました。
特に確率・二項分布・区間推定・仮説検定は日本統計学会が出版しているテキスト中の問題を重点的にやっていたので助かりました。

試験用の画面が使いづらい

試験用の画面が非常に使いづらいです笑

引用:統計検定CBT方式 3級

過去問を解いている時は計算が手間な問題は後回しにするよう対策をしていました。
・・が、実際使う画面の使い方がよく分かりませんでした。

「あとで見直す」というチェック機能はあるんですが、初見だとどこからチェック入れた問題に飛ぶかよくわかりませんw

ちなみにどの問題に対して「あとで見直す」にチェックを入れたかは、最後の画面で確認することができます。
(いつでも確認できるようにしてほしい・・)

あとは、どの問題に何番を解答したのかの確認画面もありません。
分からない問題は飛ばしてたんですが、合計30問もあるので、どの問題を飛ばしたのか迷子になってしまいました。

他の受講者もいるから結構雑音がして気が散る

私が受けた試験日は他の受験生が10人前後いました。
各受験生が自分のタイミングで始めたり、当日の講師に質問をしています。(私もそうでした)

一斉開始ではないので、おそらくですが一般的な試験会場より雑音は多い方だと思います。

私の場合試験勉強中はノイズキャンセリングのついたヘッドホンを使用していたためか、当日の雑音は結構気になってしまいましたね。

シャープペンになれなかった

試験当日はA4サイズの紙2枚とシャープペンシルが渡されます。
自分で利用していた文房具の利用は不可。

特に私はiPadで勉強して、Apple Pencilを利用していたからか書き心地が普段と違って違和感を感じてしまいました。

おすすめの模擬練習方法


ここからは、私が実際にCBT方式試験を受けて、事前にやっておけばよかったことを紹介します。

過去問はもちろんしっかりやることが前提です。(確率・推定をきっちり網羅的にやっておきましょう。)

ここでは当日の環境に慣れるための模擬練習方法の紹介になります。

模擬練習方法の紹介
  • シャーペンと紙2枚用意して過去問をやってみる
  • 敢えて雑音のあるところでやってみる

シャーペンと紙2枚用意して過去問を解いている

試験当日はシャーペンとA4用紙2枚渡されて、メモや計算はそこに書いていきます。

計算メモはもちろんですが、「どの問題をスキップしたか」「どの問題が自信ないか」などのメモを紙に書くよう、使い方の練習をしておくと当日焦らなくて済むと思います。

敢えて雑音のあるところで過去問を解いてみる

当日は他の受験生もおり雑音が意外と多めです。
私の場合はノイズキャンセリング機能のついたヘッドフォンを使用し、雑音をシャットアウトして喫茶店などで勉強していました。

当日の音の試験環境に慣れるため、試験直前でいいのであえて雑音のある環境の中で過去問をやってみるのがおすすめです。

まとめ

以上、実際に私が経験した統計検定のCBT方式試験の体験談でした。
意外と当日の会場の雰囲気や、テスト画面の操作方法など、意外と合否に直結するので、直前の模擬練習はしっかりやっておくとよいでしょう。

CBT方式試験当日焦ったこと
  • 過去問題集と出題形式が違った
  • 過去問題集より区間推定や仮説検定の問題の比率が多い
  • 試験用の画面が使いづらい
  • 他の受講者もいるから結構雑音がして気が散る
  • シャープペンになれなかった

私の使った電卓はこちらです。

過去問ではあまり出題されていない、推定や仮説検定の問題も出題されます。
テキストの練習問題で頭に入れておきましょう。

もちろん過去問題集もやっておきましょう。

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