何か準備が必要?
初めてだからどうしていいか分からない・・・
こんな疑問に答えます。
こんにちは、びずろぐです。
初めてイラストを頼む時って、イメージ通りのイラストが上がってくるのか、どうやって頼むのか、など不安なことが多いですね。
この記事では、私が実際にイラストを頼んだ時の経験をもとに、イラストを頼む時の「心がけ」「事前準備」を教えます。
本業では人に仕事をお願いして進行する立場なので、そういった経験からの話もできると思います。
- 一部上場会社のインターネット会社でwebディレクター経験があります
- デザイナーやエンジニアといった様々な職種の人に仕事を依頼する立場です
- 相手の立場に立って依頼する経験は他の人より豊富です
少しでも参考になれば幸いですよ!
私も過去に利用したことがあり、今回参考で載せているイラストもココならで依頼をしました。
非常に多くのイラストレーターさんが登録しているので、自分好みの絵柄を見つけやすいサイトです。
【心がけ編】丸投げ厳禁!お互い気持ちよく仕事ができるように配慮しよう
さて、イラストを頼む際に絶対に心がけたいこととしては、
「丸投げ厳禁」
ということ。
「イラストを描いた経験がない」「頼んだことがない」からといって、イラストレーターの方にまるっとお願いするのはやめましょう。
イラストレーターさんはイラストを描くことはできますが、あなたのやりたいことは分からないし変えることはできません。
- どんな絵?動物?キャラクター?
- リアルな絵がいいのかな?デフォルメしたほうがいいのかな?
- イラストのサイズは?
- 何枚描けばいいの?
- いつまでに描けばいい?
というか、この人すごい厚かましいな!
絵心がなくても自分のやりたいことや考えはまとめられるはずです。
頼む前にイラストレーターさんの疑問にあらかじめ答えられるようにして、お互い気持ちよく進められるようにしておきましょう。
【事前準備編】やりたいことをまとめる
さて、イラストレーターさんにイラストを頼む前に、イラストを頼んであなたが何をしたいのかを明確にしましょう。
自分の考えを文章にしてまとめましょう。
- 何がしたいのかを文章にしてまとめる
- どんなイラストがいいのか、色々なサイトを見てイメージを固める
- どんな絵を描いて欲しいのか、下手でもいいからラフ絵を書く
なぜイラストを頼むのか目的を明確にしよう
さて、まず最初にイラストを頼む目的を明確にしましょう。
目的を明確にするときは、
「今の課題が何か?」
「イラストを使うと、どのように課題が解決されるのか」
この2点を考えると、目的が明確にしやすいのでオススメですよ!
- 課題
twitterのアイコンが寂しくて、タイムラインで埋もれてしまう - 課題解決後の姿
タイムラインで目を引くために、オリジナルのイラストアイコンを使って他の人と差別化できる
イラストをどんな時に使うのかを明確にしよう
目的が明確になったら、どんな場面でイラストを使うのか具体的にイメージしてみましょう。
twitterのアイコンなのか、ブログのキャッチイラストなのか・・・。
可能だったらイラストを頼む時に、イラストを使う画面も一緒に送ると親切です。
どんなイラストを描きたいのかイメージを固めておこう
描いて欲しいイラストのイメージも送りましょう。
どんな絵柄にする?リアルな絵?デフォルメの絵?
描いて欲しいのは人?動物?
髪型・体型・服は?
ポーズはどんなの?
参考に送るのは自分の好きな漫画やゲームでもいいですし、自分でポーズを自撮りして送るのもいいでしょう。
髪型はネットのヘアカタログも送るといいかもしれませんね。
とにかく、自分のイメージに近いものは絵だろうと実写だろうと共有してあげましょう。
下手でもいいからラフ絵を描こう
さて、最後の仕上げです。
今まで固めてきたイメージをまとめて、一枚の絵に描いてあげましょう!
絵心はなくて大丈夫です。何がやりたいかをラフでもいいので、イラストレーターさんに伝えることで最終的なイメージが自分と近いものになるはずです。
▼twitter上でちょうどいいツイートがあったので引用します
私はただの素人ですが
ラフという方向性があるだけで絵描きはどれだけ助かるか✨
そして完成した絵が構図映えしてたり、うまくまとまっているのは
編集や販促の方の魅せたい全体図が
ちゃんとラフに盛り込まれているからだと思います— きずな (@uemura_kizuna) March 10, 2020
これは指示出しとしてかなり上手い方
— Patty (@jiang1qi21) March 10, 2020
ラフ絵を描くのが難しい場合は文章で伝えよう
ラフ絵を描こうと案内したものの、中にはこんな方もいると思います。
ラフ絵も描けないんだけど・・・
その場合はイラストをどのように使うのかを明確にした上で、正直にどうすればいいか聞きましょう。
まるっと聞くのではない、自分でも調べてみることが大事です。
twitterのアイコン
▼予算
◯円
▼希望期日
△月△日
twitterのアイコンイラストを頼むのが今回初めてのため、もし可能だったらどのようなイラストがいいか最初ご相談に乗っていただけると幸いです。
何点か自分で見ましたが、◯◯のようなイラストが良いのかなと思いました。
恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いします。
上から目線にならないようにしよう。相手のことも配慮しよう
最後に、お金を払ってるからと言ってイラストレーターの方に上から目線で接するのはやめましょう。
特にスケジュール(納品)については、「プロだし、お金払って頼んでるんだからすぐやってよ」というスタンスはとても失礼に当たるのでやめておいた方がいいでしょう。
希望期日を伝えつつも、相手のことにも配慮した頼み方をするとお互い気持ちよく進められると思いますよ。
他の仕事もあると思いますが、ご検討いただけると幸いです。難しい場合はこちらも調整しますのでよろしくお願いします。
逆に相手の逃げ道を塞ぐような書き方は控えましょう。
実例!私が実際に頼んだラフ絵と依頼文書を公開
ここで、私が実際にイラストレーターさんに頼んだときの、ラフ絵と依頼内容を公開します。
(イラストレーターさんの許可は得ています)
イラストは私が運営しているもう一つのブログ「わちろぐ」とYoutubeチャンネルで使用するものです。
▼動画の使用例はこちら
字が下手だったり、ラフ絵もうまくないですが、イラストレーターさんにはわかりやすい指示書と言っていただけました!
ラフ絵
▼イラストを使うシーンと、今使っている例を描きました
▼描いて欲しいイラストの種類/イラスト指示/参考を描きました
どんな種類のイラストを描いて欲しいのかを具体的にしています。
このように具体的にしておくと、スケジュール通りに描けそうか、予算内で描いてもらえそうか、ということをイラストレーターの方も判断できるようになります。
なお、参考絵は著作権の関係でお見せできません笑
依頼文書
次に実際に頼んだ時の依頼文章です。
ラフ絵を合わせて、イラストの補足やサイズ、希望する進め方、予算などを書きました。
・ブログで利用しているドット絵の猫の絵ベース
▼サイズとイラスト要件
・YouTubeのアイキャッチ…1280×720(1点)
・YouTubeアイコン…800×800(8点)
→○ははみ出す要素がある前提で少し小さめの方がいいかもしません
→感情によって色を変更するとかの工夫をしてもいいかもしれません
・ブログ用アイコン…800×800(8点)
→youtubeアイコンとポーズ・表情は基本同じ
→○はなし(ブログ側でつけます)
▼進め方手順
・最初:ラフ絵の アイコン2点ほど、アイキャッチ
・2回目:色付きアイコン1,2点
・問題なければ他に展開
▼予算
〜●万円
▼希望期日
△月△日
実際に出来上がったイラスト
私も過去に利用したことがあり、今回参考で載せているイラストもココならで依頼をしました。
非常に多くのイラストレーターさんが登録しているので、自分好みの絵柄を見つけやすいサイトです。
まとめ
私の経験も交えてイラストを頼む時の頼み方を紹介しました。
- 丸投げは厳禁
- イラストを頼む目的を言語化しよう。「今の課題」と「イラストを入れたらどう解決するか」を考える
- どんな時にイラストを使うのかを明確にする
- どんなイラストを描いて欲しいかイメージを固める。参考にするのはイラストでも実写でもOK!とにかくイメージが伝えられることを意識する
- 下手でもいいから自分でラフ絵を描く。イラストレーターさんに何枚描いて欲しいかが明確になれば、予算や納期も明確になる
- ラフ絵が書けない場合は、文章で伝えよう。わからないところは素直に聞きましょう
- お金を払っているからといって上から目線にならないようにしよう。自分の希望は伝えつつも、相手の事情にも配慮した聞き方を心がけよう